福井「三国祭」

北前船交易の隆盛時代を彷彿とさせる福井一の人形山車

三国祭は福井県坂井市三国町に江戸初期より継承されている祭である。北陸三大祭の一つとして知られ、毎年5月19、20、21日の三が日に開催される。三国という港町は古く奈良時代から荘園の年貢の積出港として栄え、中世から江戸にかけて北海道と大阪を結ぶ日本海海運による北前船交易が盛んになるに及んで三国湊も大いに繁栄したものだ。その廻船問屋の豪商達の隆盛ぶりが、この祭の武者人形山車に伺うことができる。祭の最高潮は中日の山車神輿巡行だ。6メートルの高さの勇壮な曳き人形山車が町内を巡行し、多くの観光客で賑わう。

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